『SOTE SYMPOSIUM』東京会場への想い
2011年3月11日から11年が経過しましたが、3月11日以降も各地で地震や水害など、多くの災害が発生しています。日本は常に何らかの災害とともにあるものの、その一つ一つの被災経験が本当に防災に活かされているのか、LOVE FOR NIPPONはそこに疑問符が浮かびます。 私たちは12年目の現在も「福島の復興支援」活動を続けていますが、世界中で叫ばれているSDGsの「誰一人取り残されない世界へ」というアクションを、未曾有の災害を経験した福島からスタートしたいと考えています。「震災支援の風化」が進んでいるとも言われますが、「自立を促す」という名目での支援終了とは反比例すべきで、その重要性を理解いただいている行政や企業、また多くの市民の方々に協力をいただいています。
災害は多くの損害を生み出すと同時に、そのための復興予算や賠償などさらなる費用を捻出しなければいけません。災害を止めることはできなくても、被害を最小限に止めることや、支援のあり方や連携体制を進化させていくことでその後の形が大きく変わります。行政のシステムだけではなく日本人ひとりひとりの意識や行動が変わることで、大きな悲しみを生むことなく喜び合えることにも繋がれると信じています。 福島の人たちとともに、そして県外の支援者とともに悲しみからの学びを活かし、このアクションを成功させるために、今回は東京でさまざまな有識者とともに話し合いたいと考えています。
■日時:2022年10月15日(土)13:00~16:30
■場所: L stay & grow 南砂町 カンファレンスルームRIDE1+2
(〒136-0076 東京都江東区南砂7-10)
■主催:一般社団法人 LOVE FOR NIPPON
■内容
※内容は変更になる場合もございます。
黒田浩司
復興庁福島復興局次長 併)帰還・移住等環境整備センター長
内閣府原子力災害現地対策本部(OFC)総括・広報班長
併)原子力被災者生活支援チーム参事官
略歴
平成8年4月 通商産業省(現経済産業省)入省
平成20年5月 産業技術環境局 環境政策課 課長補佐
平成23年6月 製造産業局 住宅産業窯業建材課 総括補佐
平成25年6月 産業技術環境局 基準認証政策課 政策企画委員(筆頭補佐)
平成26年7月 復興庁 原子力災害復興班 企画調査官(出向)
平成28年7月 大臣官房 福島復興推進グループ 福島新産業・雇用創出推進室長
平成30年7月 産業技術環境局 国際標準課長
令和2年7月 現職に至る(出向)
米倉隆介
LINE株式会社 公共戦略室 副室長
2008年NHN Japan株式会社(後のLINE株式会社)入社。
東日本大震災の後、関東から子会社のある福岡県に移住。福岡ではLINE Fukuoka株式会社に所属し福岡市との協定やLINE公式アカウントの開設などを担当。
2019年にLINE株式会社 公共戦略室に転籍。現在は防災や行政DXなど、広く公共分野の取り組みに携わっている。
スタート
基調講演 1 (復興庁 黒田浩司:復興庁の現在の取組み)
基調講演 2 (LINE 米倉隆介:IT を用いたLINE での取組み)
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